無くてはならない田舎

実家の田舎を出て、今年で7年になる。
仕事の都合で転勤し、そのまま結婚をした。
私は実家や田舎ののんびり、ゆっくりとした時間が好きで、月に一回は帰っている。
それに何より、今年私には子供が産まれた。
おじいちゃん、おばあちゃん、そして曾おじいちゃん、曾おばあちゃんも曾孫の誕生を心から喜んでくれ、会うのを楽しみにしてくれている。
なので、顔を見せに月に一回は帰るようにしている。
曾孫の顔を見るとみんな顔をシワシワにさせて喜ぶのだ。
帰るのにはやはり、時間とお金がかかる。
しかしそれ以上に帰る価値がある。
私の田舎は自然に囲まれ、山や小川や田んぼがあって、春には鶯が鳴き、夏にはカエルが鳴き、秋にはトンボが飛びまわり、冬には雪が降り積もる。
道に出れば、周りは田んぼばかりの景色で、そんな田舎らしい景色と四季折々の景色が見られる素敵なところだ。
そんな景色に癒されパワーをもらうことができる。
だから時間やお金をかけてでも行く価値があるのだ。
私は今、専業主婦をしている。
毎日子供の成長が見られ、一緒に過ごす日々はかけがえのない時間だ。
しかし毎日家にいるとなると、少し息が詰まりそうになることもある。
そんな時、ちょうど田舎のおばあちゃんから電話がかかってくるのだ。そこがやはり家族なのだろう。
どこにいても繋がっているのだ。
きっと曾孫の顔が見たくなったのだろう。
そうすると私も田舎へ帰る。
田舎の実家の縁側で、ただ座っているだけで癒される。
私の息抜きができる時間だ。
そして少し日も傾き始めた夕方、子供と愛犬を連れて散歩に行く。
部落をゆっくり一周し、昔遊んだ景色を思い出しながら懐かしみ家に帰る。
するともう晩ご飯ができていて、家族でちゃぶ台を囲みながらご飯を食べる。
私のほっこりできるひと時でもあり、元気をもらえる時間でもある。
こうやって帰れる田舎があり、待っていてくれる家族がいることはとても幸せだ。
いつか私もそんな家族にとっての田舎が作れるだろうか。