田舎のレシピ

田舎の料理と言われて、何が思いつくだろう。
石狩鍋、きりたんぽ、柳川鍋、おやき、ほうとう、鯖寿司、どて焼き、とりめし・・・
人それぞれ自分にとっての田舎の料理があるだろう。
私の田舎は新潟なので、やはり何と言っても、のっぺと笹団子だ。
お袋の味と言うよりは、おばあちゃんが昔から作ってくれるおばあちゃんの味だ。
これを食べると、新潟だなぁと感じる。
のっぺは、里芋、人参、竹の子、椎茸、ぜんまい、白滝、鶏肉など、たくさんの具が入った、出汁と塩味の煮物だ。
材料や味付けはその家庭により様々で、場所によってはイクラや銀杏が入っているのを見たことがある。
お正月やお盆、御もてなしなど、行事の際は必ず出てくるものだ。
うちの家族はのっぺが好きなので、最近は帰る度に作ってくれる。
材料がたくさん必要で、作るのも大変そうなので自分では作ったことがない。
しかもこれがなかなか思うような味が出せず、やはりおばあちゃんでないとと言う料理なのだ。
私は、これが美味しく作れたら、一人前の新潟の女性だと思っている。
そして笹団子は、ヨモギと一緒にこねた団子に餡子を包んで茹で上げる。
それが笹の葉に包まれているから笹団子と言うのだ。
これも行事がある度におばあちゃんとおじいちゃんが作ってくれる。
生地と餡子を作って丸めるのがおばあちゃん、それを笹で包みイグサで縛るのがおじいちゃんの仕事だ。
それをいつも折り合い良く作っていく。
これも良い田舎の光景だ。
沖縄に旅行へ行ったとき、地元の人はソーキそばにヨモギを入れて食べていた。
私たちも試してみたが、私にはその美味しさがよくわからなかった。
所変われば食べ物や食べ方も変わるのだと知った。
その田舎によって、採れる物やなる物が違うので、味付けも違ったりする。
旅行に行くとそう言った違いが見られて面白い。
新潟で食べないものを食べたり、似ているのに味付けが違ったり。
濃かったり薄かったり。
それにも理由があり、昔の人の知恵が活かされているのだから奥が深い。
それを感じるのも、田舎の楽しみだ。